HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > お知らせ
この記事の関連大学
ドローン教育 平子の森で 緑地活用 尾張旭市と名産大が連携
■学生が操縦体験 植生調査も計画
尾張旭市が所有する同市平子町の緑地の活用方法を探る「平子の森トライアル事業」が、本年度から始まった。キックオフイベントとして同市の名古屋産業大の学生が23日、ドローンの操縦体験に取り組んだ。(西川侑里)
平子の森は約15万平方メートルの丘陵地で、名古屋市の旧緑丘小中学校と同市の保育短大跡地を含む。尾張旭市が2012年に取得。今年3月に共同事業者を募集し、名産大を運営する学校法人菊武学園が選ばれた。
同大大学院環境マネジメント研究科の伊藤雅一教授は「5年ほど前から学内外で二酸化炭素(CO2)濃度測定機を搭載して飛ばすなどドローンを使った地域貢献に挑戦してきた」と説明。平子の森で、植生調査などドローンを使った小中学生向けの教育事業などを計画しているという。
23日は同大現代ビジネス学部の85人が操縦を体験した。同大は20年8月にドローンスクール運営のダイヨシ・コーポレーション(愛西市)と連携協定を結んでおり、同社も赤外線機能を搭載した一機を校舎屋上に飛ばし「ここは雨漏りの可能性があります」と実況。学生は、送信されてくる画像をモニター画面で確認していた。
同大には5月にドローン部が発足し、部長で同学部2年の加藤翔一郎さん(19)は「最新のドローンはわくわくする。最近では世間でも身近になって形や価格も幅広くなってきた。使い道を考えるのが楽しみです」と意気込んだ。
尾張旭市によると、事業は5年間を予定し、共同事業者は他に一社が決まっていて随時募集中。担当者は「ドローンに限らず活用のアイデアを募っています」と話している。
(2022年5月26日 中日新聞朝刊なごや東版より)
尾張旭市が所有する同市平子町の緑地の活用方法を探る「平子の森トライアル事業」が、本年度から始まった。キックオフイベントとして同市の名古屋産業大の学生が23日、ドローンの操縦体験に取り組んだ。(西川侑里)
平子の森は約15万平方メートルの丘陵地で、名古屋市の旧緑丘小中学校と同市の保育短大跡地を含む。尾張旭市が2012年に取得。今年3月に共同事業者を募集し、名産大を運営する学校法人菊武学園が選ばれた。
同大大学院環境マネジメント研究科の伊藤雅一教授は「5年ほど前から学内外で二酸化炭素(CO2)濃度測定機を搭載して飛ばすなどドローンを使った地域貢献に挑戦してきた」と説明。平子の森で、植生調査などドローンを使った小中学生向けの教育事業などを計画しているという。
23日は同大現代ビジネス学部の85人が操縦を体験した。同大は20年8月にドローンスクール運営のダイヨシ・コーポレーション(愛西市)と連携協定を結んでおり、同社も赤外線機能を搭載した一機を校舎屋上に飛ばし「ここは雨漏りの可能性があります」と実況。学生は、送信されてくる画像をモニター画面で確認していた。
同大には5月にドローン部が発足し、部長で同学部2年の加藤翔一郎さん(19)は「最新のドローンはわくわくする。最近では世間でも身近になって形や価格も幅広くなってきた。使い道を考えるのが楽しみです」と意気込んだ。
尾張旭市によると、事業は5年間を予定し、共同事業者は他に一社が決まっていて随時募集中。担当者は「ドローンに限らず活用のアイデアを募っています」と話している。
(2022年5月26日 中日新聞朝刊なごや東版より)