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お知らせ 2022.05.27
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全盲の青木さんに栄誉 南山大新設の「人間の尊厳賞」表彰式
南山大が新設した「人間の尊厳賞」の表彰式が26日、名古屋市昭和区の同大であり、中国・天津市で日本語を教える全盲の青木陽子さん(60)=さいたま市=に賞状が贈られた。
幼いころに全盲になった青木さんは同大を卒業して米国の大学に留学後、天津市へ渡り、1994年に日本語学校を設立。授業料を無料にし、視覚障害の有無にかかわらずこれまでに約520人の学生を受け入れた。
表彰式と記念講演会には学生ら約60人が参加。ロバート・キサラ学長から表彰盾を受け取った青木さんは「『人間の尊厳を守るため闘い続けよ』というミッションが与えられたよう。生まれる環境は選べないが生きる方法は変えられる。それを可能にするのは教育。私も南山大に受け入れてもらえ、中国での教育支援につながった」と話した。
同賞は大学創立75周年を記念し、人間の多様性を認め、互いを尊重し合う活動に取り組む個人・団体をたたえるために創設された。今後は毎年、一個人もしくは一団体を表彰する。(出口有紀)
(2022年5月27日 中日新聞朝刊県内総合版より)
幼いころに全盲になった青木さんは同大を卒業して米国の大学に留学後、天津市へ渡り、1994年に日本語学校を設立。授業料を無料にし、視覚障害の有無にかかわらずこれまでに約520人の学生を受け入れた。
表彰式と記念講演会には学生ら約60人が参加。ロバート・キサラ学長から表彰盾を受け取った青木さんは「『人間の尊厳を守るため闘い続けよ』というミッションが与えられたよう。生まれる環境は選べないが生きる方法は変えられる。それを可能にするのは教育。私も南山大に受け入れてもらえ、中国での教育支援につながった」と話した。
同賞は大学創立75周年を記念し、人間の多様性を認め、互いを尊重し合う活動に取り組む個人・団体をたたえるために創設された。今後は毎年、一個人もしくは一団体を表彰する。(出口有紀)
(2022年5月27日 中日新聞朝刊県内総合版より)