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お知らせ  2022.05.24

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金沢工大と鹿島共同研究所 白山 3D印刷をセメントに応用

共同研究所の開設式典に臨む宮里心一所長(左)ら=白山市八束穂で

共同研究所の開設式典に臨む宮里心一所長(左)ら=白山市八束穂で

 金沢工業大は23日、建設大手「鹿島」(東京都)と3Dプリントの技術をセメントに応用した共同研究所を、やつかほリサーチキャンパス(白山市八束穂)に新設した。両者の技術を組み合わせ、生産性の向上や、優れたデザインのコンクリート製品の開発を本格的に進める。

 共同研究所は「KIT×KAJIMA 3D PrintingLab(プリンティングラボ)」。開所式では、全長約4メートルのロボットアーム式3Dプリンターで作った、薄い板状のコンクリートを積み重ねた高さ約45センチのコンクリートブロックなどの試作品を公開した。

 両者は2020年から、3Dプリントを使ったコンクリート製品の共同研究を開始。セメントを使った3Dプリントは、軟らかいと形状の維持が難しく、固いとセメントを出す先端のノズル部分がつまるという課題がある。一方、さまざまな形を創出できるなどの利点もある。

 今後、研究所を拠点に学生のアイデアを取り入れるなど製品開発を加速させる。所長の宮里心一(しんいち)・同大教授は「社会に役立つ技術開発を進めていく」と話した。 (青山尚樹)

(2022年5月24日 北陸中日新聞朝刊かが白山版より)

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