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お知らせ 2022.04.12
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文化や生活 ウクライナ人に聞く 大府在住・イリーナさん 至学館大で授業
ウクライナ人をゲスト講師に迎えた授業が11日、大府市横根町の至学館大であり、1年生約250人が同国の文化や自然などについて学んだ。
健康科学部の越智久美子准教授が各界からゲストを招く「現代人間論」の授業でロシアの侵攻後に祖母と伯母といとこ2人がウクライナから避難してきた大府市在住のイリーナ・イワニュークさん(21)が登壇した。
授業に先立って、谷岡郁子学長が「2つの世界大戦をはじめとする命の犠牲で到達した人類の価値観を、ロシアが脅かしている。戦ってくれているウクライナをどう支えられるか考えてもらいたい」と学生たちに呼び掛けた。
イリーナさんはウクライナの民族衣装を身に着けて登場。9歳から日本に住んでおり、流ちょうな日本語で国旗の成り立ちや故郷ジトーミルの自然、学校生活などを紹介し、最後に「ロシアが流している偽のニュースに気を付けて、ウクライナを応援してほしい」と訴えた。
1年生の小林千絵実さんは「遠いイメージの国だったが、身近にウクライナの人がいること自体驚きだった。これからを考えるきっかけにしたい」と話した。他の学生たちも「写真で紹介された景色や街並みを見て胸が何倍も痛んだ」「自分たちは関係ないと思ってはいけない」などと感想を述べた。(栗山真寛)
(2022年4月12日 中日新聞朝刊知多版より)
健康科学部の越智久美子准教授が各界からゲストを招く「現代人間論」の授業でロシアの侵攻後に祖母と伯母といとこ2人がウクライナから避難してきた大府市在住のイリーナ・イワニュークさん(21)が登壇した。
授業に先立って、谷岡郁子学長が「2つの世界大戦をはじめとする命の犠牲で到達した人類の価値観を、ロシアが脅かしている。戦ってくれているウクライナをどう支えられるか考えてもらいたい」と学生たちに呼び掛けた。
イリーナさんはウクライナの民族衣装を身に着けて登場。9歳から日本に住んでおり、流ちょうな日本語で国旗の成り立ちや故郷ジトーミルの自然、学校生活などを紹介し、最後に「ロシアが流している偽のニュースに気を付けて、ウクライナを応援してほしい」と訴えた。
1年生の小林千絵実さんは「遠いイメージの国だったが、身近にウクライナの人がいること自体驚きだった。これからを考えるきっかけにしたい」と話した。他の学生たちも「写真で紹介された景色や街並みを見て胸が何倍も痛んだ」「自分たちは関係ないと思ってはいけない」などと感想を述べた。(栗山真寛)
(2022年4月12日 中日新聞朝刊知多版より)