協定を交わした祖父江学長（右）と引田学長＝長久手市岩作雁又の愛知医科大で

　愛知医科大（長久手市）と愛知学院大（日進市）は３月２８日、包括連携協定を締結した。人材育成や研究のため、施設の相互利用を推進する。
　
　この日、愛知医科大で締結式が開かれ、同大の祖父江元学長（７２）と愛知学院大の引田弘道学長（６９）が協定書を交わした。祖父江学長は「愛知学院大さんはわれわれと異なり、薬学、歯学のほか文系学部も備えた総合大学。分野をカバーし合い互いに発展したい」とあいさつ。引田学長も「長久手、日進と立地も近く、知見を共有し地域の健康に寄与できれば」と協定の意図を話した。
　
　これまでも両大では、一般教養での教授派遣などで交流はあった。今後はリハビリや地域医療の分野の調査研究などで、協力していくことを視野に入れる。

（2022年4月4日　中日新聞朝刊県内版より）