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学生活動 2022.01.14
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地域の生き物 カルタで学ぼう 北名古屋・師勝北小で授業 名芸大生が作成

名古屋芸術大生が作った動植物のカルタをする児童たち=北名古屋市の師勝北小で
カルタを作ったのは、同大人間発達学部の鎌倉博准教授(62)が担当する3年のゼミ生で、総合学習や理科の教育に役立ててもらおうと企画した。
学生らは昨年春と秋、周辺の田畑や用水路の近くを歩き、見つけた50種類以上の動植物を図鑑にまとめた。そのうち40種類を写真のカルタにして、同小5年生2クラスに贈った。
この日の授業では、各クラスでグループに分かれ、カルタを取った。「野球バットに使われる丈夫な木だよ アオダモ」「親子で仲良く泳いでる かわいいカルガモ」…。学生がゆっくりと大きな声で読み上げると、児童たちはすぐに特徴を覚え、2回目の取り合いはさらに熱戦になった。
参加した女子児童(11)は「見たことのない生き物がいっぱいあった」と驚いた様子。ゼミ生の代表川村祥恩(しょーん)さん(20)は「動物の撮影が大変だった。興味を持ってもらえてうれしい」と話した。(小中寿美)
(2022年1月14日 中日新聞朝刊尾張版より)