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学生活動  2021.11.16

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テークアウトで一足早くXマス アレルギー対応してます

食物アレルギーに対応した料理をPRする学生たち=稲沢市稲葉2の愛知文教女子短大で

食物アレルギーに対応した料理をPRする学生たち=稲沢市稲葉2の愛知文教女子短大で

■愛知文教女子短大生 20日まで受け付け

 愛知文教女子短大(稲沢市稲葉2)の学生が、卵や小麦など食物アレルギーの原因となる主要な食材を使っていないフルコースの料理を作り、12月4日にテークアウトで提供する。学生たちは「普段我慢している子もみんなと同じ料理を楽しんでほしい」と願う。

 アレルギーがある子どもがいる家庭は、食材混入の不安があり、外食の機会が少ないとされる。そのため、短大は2003年から、アレルギーがある子どもと保護者らを招き、クリスマスの昼食会を開催。コロナ禍のため、昨年に続き、テークアウトで実施する。

 前菜からスープ、肉料理、デザートまで全10品を提供。生活文化学科食物栄養専攻の2年生39人が調理する。

 おからメンチカツは、卵と小麦粉の代わりに水で溶いた米粉を、パン粉は短大が開発した大豆と米粉の焼き菓子で代用。プリンやポタージュには、牛乳の代わりに豆乳を使う。田島柚希さん(19)=名古屋市=は「レシピを自宅でも取り入れてもらい、アレルギー対応食の幅を広げてもらえたら」と期待する。

 学生たちは調理当日、7大アレルゲンを含む食品を取らないなど対応を徹底する。小野菜々美さん(20)=稲沢市=は自身も口腔(こうくう)アレルギーがあり、リンゴやブドウなどが食べられない。小中学校の給食を「一緒のものを食べたかったので少し寂しかった」と振り返り、テークアウトの利用を呼び掛ける。

 申し込みは今月20日まで。4食分1セットで8000円(税込み)。10セット限定で、応募多数の場合は抽選。(問)らでぃっしゅぼーや=(0120)831375

 (牧野良実)

(2021年11月16日 中日新聞朝刊尾張版より)

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