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学生活動  2021.10.30

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「自歩道」は自転車も通れる歩道です 鈴鹿医療科学大生

自歩道のシールを圧着させる学生たち=鈴鹿市白子駅前で

自歩道のシールを圧着させる学生たち=鈴鹿市白子駅前で

■事故防止へ オリジナルシール貼付

 自転車歩行者道(自歩道)は自転車の通行が認められている歩道です―。鈴鹿医療科学大(鈴鹿市)は、そんな内容のオリジナルシールを大学周辺の自歩道に貼った。自歩道への理解を自転車通学の学生と一般の歩行者双方に促し、事故防止を図る狙いだ。(片山健生)

 道交法で自転車は軽車両に該当するため原則、車道脇を通行する必要がある。しかし、車道の交通量が多くて危険だったり、脇の歩道に十分な広さがあったりすれば、県公安委員会が自歩道に指定することがある。自歩道では車道に近い方を自転車が、遠い方を歩行者が通行する決まり。

 指定されれば、自歩道を示す標識が現場の要所に設けられるが、見落とされがち。自転車と歩行者の接触事故の芽を摘むため、同大は自歩道を示す独自のシールを作り、路面に貼って周知を徹底することにした。初めての試みで、対象区間は白子駅西口交差点から中江島南交差点までの市道沿いの自歩道800メートル。市の許可を得て28日に実施した。

 シールは縦30センチ、横45センチ。青と白のツートンで「車道側 自転車通行可」などの文字と自転車のイラストが入っている。貼り付け作業では、歩道の汚れを取り除いてからシールを貼り、ゴムハンマーで圧着させる。学生有志11人が班別で取り組み、1時間余りで仕上げた。

 参加した医療栄養学科1年の西原七生さん(19)は「思ったより道がぼこぼこしていたので、剥がれないようしっかりたたいて貼りました」。リハビリテーション学科1年の冨田竜誠さん(18)は「(現場の)車道の交通量が多く、危険だと常々感じていた。シールで自転車と歩行者が自歩道を安全に通行できればいい」と話した。

 鈴鹿医療科学大によると、現場区間を自転車通学する学生は約300人。

(2021年10月30日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)

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