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学生活動  2021.09.01

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新キャンパスの工事 壁は大きなカンバス 名造形大生、北区で描く

工事現場を囲う壁にイラストを描く学生たち=北区名城2で

工事現場を囲う壁にイラストを描く学生たち=北区名城2で

 名古屋造形大(小牧市)が来年4月に移転する北区名城2の新キャンパス工事現場で8月25日から、同大の学生が現場を囲う高さ3メートルの壁にイラストを描くプロジェクトが行われている。動物や植物、幾何学模様などの鮮やかなイラスト8点は9月2日までに完成する予定で、通行人が見守る中、学生たちが真剣な表情でペンキを塗っている。

 新キャンパスの周辺住民に芸術に親しんでもらおうと、同大が企画した。絵画やイラストレーション、メディアデザインなどを専攻する1~4年の女子学生計13人が参加し、「共に生きる」というメッセージをテーマにしたイラストを描いている。作品は壁が撤去される11月ごろまで楽しめるという。

 縦横2メートルの十字架の枠内に若者と猫のイラストを描いている3年の金子あゆみさん(21)は「コロナ禍で大きな活動ができなかったので挑戦した。見る人に温かい気持ちになってほしい」と話した。制作中の学生と通行人が会話を交わす光景もあり、オリーブと鳥のイラストを手掛ける1年の畔柳美羽さん(18)は「絵や大学のことで話が弾んだ。応援してもらった」と話していた。 (梶山佑)

(2021年9月1日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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