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お知らせ  学生活動  2021.06.11

豊根の歴史 電子絵本に ボランティア団体、村に完成報告

完成報告に訪れたカラクリBOOKSの担当者たち=豊根村役場で

完成報告に訪れたカラクリBOOKSの担当者たち=豊根村役場で

 タブレット端末用の郷土学習素材を作っているボランティア団体「カラクリBOOKS」(名古屋市中区)が、豊根村の歴史を取り上げた電子書籍「古里の想(おも)い」を完成させ、9日に同村役場に報告に訪れた。村の小学校の授業で活用する予定。

 カラクリBOOKSは西尾市吉良町友国のデザイナー筒井潔さん(53)が中心となり、2011年から県内各地で郷土学習素材を制作しており、今作が23作目。「飛び出す絵本のように楽しめる電子書籍」(筒井さん)を目指し、児童が各ページに触れると、キャラクターなどが動きだす遊び心あふれる作品に仕上げている。

 今回は岩倉市在住のデザイナー伊藤高徳さん(33)がイラスト、蒲郡市の愛知工科大プログラミング研究部のメンバーがアニメーションを担当し、3年がかりで制作。村民はナレーションや時代考証で協力している。

 ろくろを使って木製品を作る木地師が活躍していた時代や、炭焼き、馬の飼育などかつて村で盛んだった産業のほか、ダムやスキー場の建設といった身近な歴史を取り上げ、本編10ページ、資料編3ページで構成する。無作為でキャラクターの登場順や動きが変わる設定で、児童が繰り返して読んで、楽しめるように工夫してある。

 愛知工科大3年でプログラミング研究部長の石川拓磨さん(22)は「炭焼きのリアルな火や煙の動き、木の伐採をポップに表現することが難しかった」と振り返った。(山谷柾裕)

(2021年6月11日 中日新聞朝刊東三河版より)

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