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大学野球 名城大・福井工大 初戦突破 全日本選手権開幕
第70回全日本大学野球選手権が7日、神宮球場と東京ドームで開幕して1回戦7試合が行われ、15年ぶり出場の名城大(愛知)は初出場の沖縄大(九州南部)を1-0で下し、天理大(阪神)福井工大(北陸)上武大(関甲新)国際武道大(千葉)大商大(関西六大学)富士大(北東北)とともに2回戦に進んだ。
名城大は松本が3安打完封した。天理大は7-0の8回コールドゲームで石巻専大(南東北)に快勝し、福井工大も北海学園大(札幌)を11-3の7回コールドゲームで下した。
上武大は西日本工大(九州北部)に1-0で、国際武道大は桐蔭横浜大(神奈川)に5-3で競り勝ち、大商大は東亜大(中国)を6-3で破った。富士大は岐阜聖徳学園大(東海)に5-2で逆転勝ちした。
昨年は新型コロナウイルスの影響で初の中止だった。
■エース松本力投 狙い通りの完封 名城大
名城大のエース松本が自身初の全国大会のマウンドで躍動した。横手から繰り出す最速150キロの速球を軸に、3安打9奪三振の完封勝利。「相手の仲地投手は好投手。最初から完封を狙っていた」と、有言実行で15年ぶり出場のチームを初戦突破へ導いた。
1回、先頭打者に右中間を破られ、無死三塁のピンチを招いた。松本は「三振を取りに行く」とギアを上げた。外野への飛球や内野への緩いゴロでも失点の可能性がある。後続の2人をカットボールで狙い通りの三振に仕留めた。2死を奪うと、4番島袋は得意の直球で遊ゴロに打ち取り、最大の危機を脱した。
打線は直後の攻撃で応えた。2番の小林が四球で出塁すると、次打者の初球に二盗、3球目に三盗を決め、捕手の送球エラーを誘い、一気に生還。小林は「自分の足でもぎ取った1点が決勝点になったのは、ゼロで抑えてくれた松本のおかげ」とエースの力投に感謝した。 (伊東朋子)
▽1回戦
沖縄大(九州南部) 000000000|0
名城大(愛知)10000000x|1
(沖)仲地-石原
(名)松本-野口
(2021年6月8日 中日新聞朝刊18面より)
名城大は松本が3安打完封した。天理大は7-0の8回コールドゲームで石巻専大(南東北)に快勝し、福井工大も北海学園大(札幌)を11-3の7回コールドゲームで下した。
上武大は西日本工大(九州北部)に1-0で、国際武道大は桐蔭横浜大(神奈川)に5-3で競り勝ち、大商大は東亜大(中国)を6-3で破った。富士大は岐阜聖徳学園大(東海)に5-2で逆転勝ちした。
昨年は新型コロナウイルスの影響で初の中止だった。
■エース松本力投 狙い通りの完封 名城大
名城大のエース松本が自身初の全国大会のマウンドで躍動した。横手から繰り出す最速150キロの速球を軸に、3安打9奪三振の完封勝利。「相手の仲地投手は好投手。最初から完封を狙っていた」と、有言実行で15年ぶり出場のチームを初戦突破へ導いた。
1回、先頭打者に右中間を破られ、無死三塁のピンチを招いた。松本は「三振を取りに行く」とギアを上げた。外野への飛球や内野への緩いゴロでも失点の可能性がある。後続の2人をカットボールで狙い通りの三振に仕留めた。2死を奪うと、4番島袋は得意の直球で遊ゴロに打ち取り、最大の危機を脱した。
打線は直後の攻撃で応えた。2番の小林が四球で出塁すると、次打者の初球に二盗、3球目に三盗を決め、捕手の送球エラーを誘い、一気に生還。小林は「自分の足でもぎ取った1点が決勝点になったのは、ゼロで抑えてくれた松本のおかげ」とエースの力投に感謝した。 (伊東朋子)
▽1回戦
沖縄大(九州南部) 000000000|0
名城大(愛知)10000000x|1
(沖)仲地-石原
(名)松本-野口
(2021年6月8日 中日新聞朝刊18面より)