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大学野球  スポーツ  2021.05.25

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愛知大学野球 愛産大 8季ぶり1部昇格

1部昇格を決めて喜び合う愛産大ナイン=パロマ瑞穂野球場で(谷大平撮影)

1部昇格を決めて喜び合う愛産大ナイン=パロマ瑞穂野球場で(谷大平撮影)

■2部優勝決定戦・第3戦

 愛産大が星城大に6-3で勝ち、対戦成績を2勝1敗として2017年春以来、8季ぶりの1部昇格を決めた。愛産大は2回に8番・吉野弘晃内野手(3年・桜丘)の2点適時二塁打などで3点を先制。4回と8回にも得点を重ね、9回は茶屋吹佑馬投手(3年・埼玉栄)が抑えて2部優勝を決めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で1部からの降格はなく、今年の秋季リーグは7チームで行う。

■星城大に2勝1敗

 2点を追い上げられてなおも2死一、三塁と一発出れば同点。最後の打者を三ゴロに打ち取ると、愛産大ナインはマウンドに集まって喜びを爆発させた。2017年春以来、8季ぶり1部昇格の喜びを分かち合った。

 「素直にうれしいですね。まだ細かいところを詰めていかないといけないですが、よく勝ったと思います」。ベンチ前から歓喜の輪を見守った青山正克監督(50)は反省を交えつつも笑顔で優勝の味をかみしめた。

 この日ベンチ入りした4年生は3人と下級生がチームの中心。それでも「今年はみんなでやろうという気持ちが強い」と青山監督が語るように、主将の鈴木啓介内野手(4年・桜丘)を核に一体感のあるチームになった。この日の試合でも下位打線で先制すると、3投手の継投でリードを守り切るチーム力で1部昇格をつかんだ。

 恒例の監督の胴上げは行わなかった。「これまで2回胴上げしてもらったんですけど、すぐ2部に降格しました。次の胴上げは、1部優勝まで取っておきます」と青山監督。1部昇格で満足せず、さらに高みへと登っていく。 (谷大平)

▽2部優勝決定戦第3戦(愛産大2勝1敗)
愛産大 030200010|6
星城大 010000002|3
(愛産大は1部昇格)
(愛)小野、山本、茶屋-砂川
(星)沢田、山方、奥田春、近藤優、小坂、奥田域、新美-山本将

(2021年5月25日 中日スポーツ7面より)

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