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油絵や刺しゅう20点 長久手で展示 県芸大生・青山さん、中村さん
■色と風景に日々の幸せ
長久手市の県立芸術大美術学部油画専攻4年の青山奈央さん(22)と、同部デザイン専攻4年の中村美月さん(21)による「ふたり展」が、同市の文化の家で開かれている。似た世界観を持つという2人が、それぞれの表現方法で日常のときめきや幸せを表した作品約20点が並ぶ。5日まで。
青山さんは、写真に絵の具で色を付けたり、サテン布をまとわせたりして、自分の目に映る鮮やかだったり、白くぼやけたりした景色を表現。「私は世界がこう見えるという感覚や色を、作品を通して共有できれば」と話す。
中村さんは、コロナ禍で外出ができず、ふと家の窓から見た柔らかな月の姿を、落ち着いた優しい色合いの毛糸を使って刺しゅうで表現。1年間の月の表情をそれぞれの風景とともに描いた12枚のデザイン画など、月をモチーフにした作品を出展した。
中村さんは「デザインは無駄な要素をそぎ落とし、油絵は絵の具を重ねていく。異なる2人の作品を楽しんでもらいたい」と話した。午前10時~午後8時(最終日は午後6時)。入場無料。(平木友見子)
(2021年5月2日 中日新聞朝刊市民版より)
長久手市の県立芸術大美術学部油画専攻4年の青山奈央さん(22)と、同部デザイン専攻4年の中村美月さん(21)による「ふたり展」が、同市の文化の家で開かれている。似た世界観を持つという2人が、それぞれの表現方法で日常のときめきや幸せを表した作品約20点が並ぶ。5日まで。
青山さんは、写真に絵の具で色を付けたり、サテン布をまとわせたりして、自分の目に映る鮮やかだったり、白くぼやけたりした景色を表現。「私は世界がこう見えるという感覚や色を、作品を通して共有できれば」と話す。
中村さんは、コロナ禍で外出ができず、ふと家の窓から見た柔らかな月の姿を、落ち着いた優しい色合いの毛糸を使って刺しゅうで表現。1年間の月の表情をそれぞれの風景とともに描いた12枚のデザイン画など、月をモチーフにした作品を出展した。
中村さんは「デザインは無駄な要素をそぎ落とし、油絵は絵の具を重ねていく。異なる2人の作品を楽しんでもらいたい」と話した。午前10時~午後8時(最終日は午後6時)。入場無料。(平木友見子)
(2021年5月2日 中日新聞朝刊市民版より)