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お知らせ  2021.03.14

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海洋の貧栄養化を 漁協関係者ら学ぶ 中電と名城大が企画

瀬戸内海のイカナゴの現状を話す反田さん=名古屋市中区で

瀬戸内海のイカナゴの現状を話す反田さん=名古屋市中区で

 海水に含まれるリンや窒素が減少することで栄養が不足し、魚介類の生息数が減る海洋の貧栄養化について考える意見交換会が13日、名古屋市中区のオフィスビルであった。

 意見交換会は、中部電力と名城大が昨年3月に結んだ産学連携協定に基づく企画。愛知、兵庫両県の漁協関係者ら約60人が参加した。

 貧栄養化は、工場や家庭の排水の浄化が進んだことも一因とされる。兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センター(明石市)の反田実技術参与は、瀬戸内名産のイカナゴの現状を紹介。「貧栄養化で餌となるプランクトンが減り産卵能力が低下、生息数が減っている」と報告。県水産試験場(蒲郡市)の蒲原聡副場長も「伊勢湾、三河湾でもリンの濃度が低いエリアが年を追うごとに拡大している」と現状を語った。

(2021年3月14日 中日新聞朝刊県内版より)

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