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お知らせ  2021.03.11

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江南産野菜たっぷり レトルトカレー完成 あすから販売 江南短大など開発

12日に販売が始まるレトルト食品の「和風仕立ての江南野菜カレー」=江南商工会議所で

12日に販売が始まるレトルト食品の「和風仕立ての江南野菜カレー」=江南商工会議所で

 江南市をPRする新たな特産品として愛知北農協、愛知江南短大、江南商工会議所などがご当地レトルトカレーを共同開発した。地元産のダイコンとニンジンを使った「和風仕立ての江南野菜カレー」。販売開始を前に、完成品の発表会が10日、市役所であった。

 同大の栄養専攻の学生たちが調理のレシピとパッケージデザインを提案。ハウス食品グループで、レトルト食品の主力工場となっているサンハウス食品(同市)が製造した。ダイコンとニンジンがそれぞれ25グラムずつ入り、野菜の食感が残っているのが特徴。和風だしベースで、ご飯だけでなく、うどんにも合う味わいに仕上がった。

 開発が始まったのは一昨年夏。打ち合わせや試作を重ね、新型コロナウイルスの影響で中断もあった中、2年がかりで販売にこぎ着けた。

 発表会では、同農協の大藪泉組合長が「収穫した野菜の商品化は生産者のやりがいになる」と話し、今後の増産につながることを期待。学生たちは卒業研究として関わり、ゼミを受け持つ丸田星子講師は「普段考える献立と異なり、野菜の切り方など細かい規定があった。レトルト食品がどう作られるかを楽しみながら学べた」と話した。

 1箱300円で、12日から農協の産直センターや商工会議所窓口、平和堂江南店などで販売。12~14日の3日間に限り、アピタ江南西店でも販売する。(小中寿美)

(2021年3月11日 中日新聞朝刊尾張版より)

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