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フェアトレード お菓子作りから 小学生向けオンライン調理講座
長久手市内の大学生が27日、フェアトレードチョコレートを使ってマフィンを作る小学生向けのオンライン講座「長久手子ども食堂」を開く。定員20人の参加者を市外在住者も含めて募っている。(西川侑里)
企画するのは、同市の愛知淑徳大健康栄養学科2年生の梅津真衣さん(20)と神谷結衣さん(20)。コロナ禍の子どもたちを元気づけようと、昨年11月からオンラインで栄養指導を交えたご飯作りの講座を開いている。
3回目となる今回は、食べ物を通して世界に目を向けてもらうため、手作りの紙芝居で「チョコレートの原料になるカカオの多くは発展途上国で作られている」と伝えることにした。2人が、チョコを買いに来た母親と男の子になりきり「現地の農家は給料が安くあなたぐらいの子どもも働かないといけないんだって」「学校に行けないし、友だちとも遊べないじゃん」と演じ、フェアトレード商品を選ぶ意義を話す。
その後、カカオが南米産のチョコを入れたマフィンの作り方を中継する。
梅津さんは「少しでも興味を持ってもらえるように工夫した。少し高い商品も多いので毎回は買えなくても目を向けてもらえるようになれば」と話している。
講座は午前10時半から45分ほどで、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使う。申し込みは24日まで。電話やメールで受け付けており、材料のチョコとホットケーキ粉を郵送する。イベントは「長久手市大学連携推進ビジョン4Uの推進に関する事業」の委託を受けている。
(問)愛知淑徳大コミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)=052(781)1151
(2021年2月18日 中日新聞朝刊なごや東版より)
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