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学生活動  お知らせ  2021.01.22

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長久手で学んで町づくり考えた 県立芸大生 28日に発表 オンライン 「視聴を」

提案する中身を紹介する田端さん(左)と高橋さん=長久手市の県立芸術大で

提案する中身を紹介する田端さん(左)と高橋さん=長久手市の県立芸術大で

 長久手市の県立芸術大デザイン専攻の学生が28日、市民に話を聞いて考えた提案「町づくりのデザイン」を、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使って発表する。この街で学んだ学生らしい発想が飛び出す予定で、視聴を呼び掛けている。(西川侑里)

 選択必修授業の一環。メディアデザインの石井晴雄教授(62)らが教え、2~3年生15人が1~2人で発表する。秋ごろから、市内の観光、農業、福祉分野で活動する市民に取り組みや抱えている課題を聞き、改善策などを考えてきた。

 2年生の田端七彩(ななせ)さん(20)は、学生に仕事を依頼したい企業や店に向けて、学生の名前や得意分野、過去の作品を載せたデータ集「ポートフォリオ」の作成を提案する。障害者支援団体などを取材する中で「商品パッケージのデザインを学生に頼みたい」「将来のために実務経験を積んで力を付けたい」という両者の要望が多いが、うまくマッチングができていないと気付いたためだという。

 外国語、教育など市内4大学の学生の専門性をラジオ番組にするというのは、2年生の高橋芳颯(よしはや)さん(21)。大学連携に力を入れる市に話を聞き「力を合わせるべき学生がお互いのことを知らない」と感じた。アルバイトの同僚や中学時代の同級生を通じて他大生と知り合い、調査。ペアの学生と「ゆるく楽しい」対話で届ける。

 他にも「若者が多い同市でおすすめのデートスポット」「コロナ禍での身ぶり手ぶりを交えたコミュニケーション」「長『湫(くて)』にちなんだ市内の沼巡りツアー」などユニークな案がめじろ押しだ。石井教授は「長久手市には、自然、文化、歴史、若者の多さなど潜在能力は豊富だが、市民に共有されていない感じがする。学生のアイデアが生かせれば」と話している。

 時間は午前8時50分から正午。申し込みは25日までに「長久手市大学連携推進ビジョン4U」のホームページ上のフォームから。

(2021年1月22日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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