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学生活動 2020.12.24
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中川の「街園」 美しく整備 名学芸大生が発案 クリスマス飾り付けも
JR八田駅南側の中川区域にある「街園」と呼ばれる市有地の遊歩道が、今冬、近くに住む女子大学生の発案により整備が進められた。市の予算の都合で手入れが行き届かず草木が伸び放題になっていたが、クリスマスシーズンに合わせて23、24日には手作りの飾り付けで彩られた。近隣住民からは「きれいになった」と感謝の声が上がっている。
街園の整備を企画したのは、名古屋学芸大2年生の中村純実(あやみ)さん(20)=中村区岩塚町。地域資源の発掘を目指す大学の授業の一環として、9月にこの場所の有効活用を企画した。
街園は長さ50メートル、幅10メートルほどの広さだが、草木が生い茂り、うっそうとした雰囲気だったという。中村さん自身も、自宅とアルバイト先の飲食店を行き来する際にいつも街園の脇の道を使っていたが、街園は「通れる場所だと思っていなかった」。ここを憩いの場に変えれば、地域の魅力が増すと考えたという。
中村さんは中川区の土木事務所に相談して草を刈ってもらったほか、近隣住民と協力してごみ拾いもした。23日にはペットボトル製のイルミネーションを並べたり、生け垣にクリスマス用の飾り付けをしたりして明るい雰囲気を演出。近くに住む無職男性(75)は「きれいに越したことはない。これからも景観が維持できれば」と喜んだ。飾りは24日の午後4時から5時半の間にも見られるようにする。中村さんは「地域の人に喜んでもらいうれしい。すてきな場所に生まれ変わり、自分でも驚いた」と話した。(大野雄一郎)
(2020年12月24日 中日新聞朝刊市民総合版より)
街園の整備を企画したのは、名古屋学芸大2年生の中村純実(あやみ)さん(20)=中村区岩塚町。地域資源の発掘を目指す大学の授業の一環として、9月にこの場所の有効活用を企画した。
街園は長さ50メートル、幅10メートルほどの広さだが、草木が生い茂り、うっそうとした雰囲気だったという。中村さん自身も、自宅とアルバイト先の飲食店を行き来する際にいつも街園の脇の道を使っていたが、街園は「通れる場所だと思っていなかった」。ここを憩いの場に変えれば、地域の魅力が増すと考えたという。
中村さんは中川区の土木事務所に相談して草を刈ってもらったほか、近隣住民と協力してごみ拾いもした。23日にはペットボトル製のイルミネーションを並べたり、生け垣にクリスマス用の飾り付けをしたりして明るい雰囲気を演出。近くに住む無職男性(75)は「きれいに越したことはない。これからも景観が維持できれば」と喜んだ。飾りは24日の午後4時から5時半の間にも見られるようにする。中村さんは「地域の人に喜んでもらいうれしい。すてきな場所に生まれ変わり、自分でも驚いた」と話した。(大野雄一郎)
(2020年12月24日 中日新聞朝刊市民総合版より)