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ものづくりみなで創意工夫 瀬戸 児童54人がロボ、アニメ制作
ものづくりの本質を学ぶ「瀬戸蔵ロボットアカデミー 冬のロボットワークショップ」が19日、瀬戸市蔵所町の瀬戸蔵であり、市内外の児童54人がロボットやブロックの組み立てを通して創意工夫の楽しさを味わった。
2005年の愛・地球博開催継承事業で、近未来を思い描く喜びや、実現に向けてチャレンジすることの楽しさを子どもたちにも伝えようと、市が14年に始めた。豊田市の愛知工業大客員講師の西山禎泰さんが講師を務め、同大の学生らがボランティアで子どもたちを手助けしている。
関節のように動く可動式ブロックを使ったアニメーション作りと、自動車の自動運転技術にも使われる赤外線センサーを搭載したロボット制作の2講座を企画。アニメーションでは、児童がブロックで組み立てた動物などを少しずつ動かす様子を2、30こま撮影。シャチがクリオネを食べる場面を表現した子もいた。
アニメーション制作は初めてという瀬戸市水野小4年の女子児童(9つ)は「面白かった。家でもやりたい」とにっこり。5体の恐竜などを作ったという南山大付属小3年の男子児童(9つ)も「もっといろいろなアニメを作ってみたい」と笑みを浮かべた。
ロボット制作では、一部の子どもたちの完成品に不具合が発生。修理対応をした愛知工業大大学院1年の岩崎優さん(23)は「不調なら分解してねじの1本から確認するのがものづくりの基本。そういうことの大切さが伝わったと思う」と話した。
会場では紫外線殺菌ランプを内蔵する空気清浄機を設置するなど新型コロナウイルス対策を実施。西山さんは「ものづくりはチームでやるのが多く、その実体験を伴った空気感を知るのが本当に大切。改めて人と人が一緒に取り組む姿を目にして感動した」と語った。 (吉本章紀)
(2020年12月21日 中日新聞朝刊市民版より)
2005年の愛・地球博開催継承事業で、近未来を思い描く喜びや、実現に向けてチャレンジすることの楽しさを子どもたちにも伝えようと、市が14年に始めた。豊田市の愛知工業大客員講師の西山禎泰さんが講師を務め、同大の学生らがボランティアで子どもたちを手助けしている。
関節のように動く可動式ブロックを使ったアニメーション作りと、自動車の自動運転技術にも使われる赤外線センサーを搭載したロボット制作の2講座を企画。アニメーションでは、児童がブロックで組み立てた動物などを少しずつ動かす様子を2、30こま撮影。シャチがクリオネを食べる場面を表現した子もいた。
アニメーション制作は初めてという瀬戸市水野小4年の女子児童(9つ)は「面白かった。家でもやりたい」とにっこり。5体の恐竜などを作ったという南山大付属小3年の男子児童(9つ)も「もっといろいろなアニメを作ってみたい」と笑みを浮かべた。
ロボット制作では、一部の子どもたちの完成品に不具合が発生。修理対応をした愛知工業大大学院1年の岩崎優さん(23)は「不調なら分解してねじの1本から確認するのがものづくりの基本。そういうことの大切さが伝わったと思う」と話した。
会場では紫外線殺菌ランプを内蔵する空気清浄機を設置するなど新型コロナウイルス対策を実施。西山さんは「ものづくりはチームでやるのが多く、その実体験を伴った空気感を知るのが本当に大切。改めて人と人が一緒に取り組む姿を目にして感動した」と語った。 (吉本章紀)
(2020年12月21日 中日新聞朝刊市民版より)