ＳＤＧｓを題材にしたスマホ向けゲームを紹介する鈴木健斗さん＝ビデオ会議アプリ「Ｚｏｏｍ」から

　金沢工業大（野々市市）の学生らでつくる「ＳＤＧｓ（エスディージーズ）グローバル　ユース　イノベーターズ」が、国連が提唱する持続可能な開発目標「ＳＤＧｓ」を題材にしたスマートフォン向けゲームを作った。インターネット上で無料公開している。

　このグループはＳＤＧｓを身近に感じてもらおうと、カードゲームを作り、体験会などを開いている。新型コロナウイルス禍で体験会を開けないため、スマホで楽しめるアプリ版を作った。

　担当した同大大学院ビジネスアーキテクト専攻の鈴木健斗さん（２２）は「いつでも、どこでも遊べることを目標に作った。気軽に使ってもらえれば」と話す。

　無料公開しているゲームは「アクションカードゲーム　クロス」など３種類。いずれもＳＤＧｓの１７の達成目標を、楽しみながら学ぶことができる。ボードゲームのスマホアプリ「アンシール」内で公開している。（吉田拓海）

（2020年8月6日　北陸中日新聞朝刊金沢総合版より）