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ログハウス風 荷台の家完成 車中泊の旅 拠点に 金沢工大生ら披露

軽トラック荷台の「モバイルハウス」を披露する学生ら=白山市尾添で
ハウスの製作は、車中泊できる場所と車を紹介する企業「カーステイ」(東京都)が白山麓で始めた「ローカルバンライフプロジェクト」の一環で始めた。プロジェクトは、車中泊しながら旅をする拠点としてハウスを活用してもらう。地方の隠れた魅力を発掘できることや、新型コロナウイルス禍で人が集まる観光地を避ける目的もある。地元住民も協力し、軽トラックや車中泊スポットを貸し出している。
セレモニーには、金工大建築学部の宮下智裕准教授の研究室の学生13人や地元住民ら約40人が集まった。ハウスは高さ2.5メートル、広さは約3平方メートルある。内部はログハウス風で、炊飯や寝転ぶこともできる。外壁には地元住民が草木染した木の板を張り合わせ、カラフルな見た目になった。
宮下准教授は「学生が手作りしたモバイルハウスが、旅行者と地元の人をつなぐ懸け橋になれば」と期待した。 (都沙羅)
(2020年9月15日 北陸中日新聞朝刊かが白山版より)