協定書を交わした戸部町長（左）と松川学長＝北方町役場で

　北方町と岐阜女子大（岐阜市）は１０日、地域活性化や人材教育を推進するための包括連携協定を結んだ。町役場で締結式があり、戸部哲哉町長と松川礼子学長が協定書を交わした。

　町では７月、町立学校に通う小学５年～中学３年の児童生徒計約１０００人に、一人一台のタブレット端末を配布。同大と連携してタブレットを活用した授業の研修会を開くなど教育に情報通信技術（ＩＣＴ）を積極的に取り入れてきた。今回の協定で、教員や管理栄養士を目指す学生の実習を受け入れるなど、さらなる人材交流を図る。

　同大が県内の自治体と協定を結ぶのは山県市、白川村、岐阜市に続き４例目。協定式で、松川学長は「知見や教育リソースを活用してもらい、教育、食育、デジタルアーカイブの分野で人的交流を深めていく」とあいさつした。（藤矢大輝）

（2020年11月11日　中日新聞朝刊岐阜近郊版より）