新人賞の愛工大・太田（左）とＭＶＰなどの中京大・山本（伊東朋子撮影）

　愛知大学野球連盟は１日、名古屋市のパロマ瑞穂球場で秋季リーグ（中日新聞社後援）の表彰式を行い、１０月１６日に発表された最優秀選手賞（ＭＶＰ）、敢闘賞、打撃賞（首位打者）、最優秀防御率賞に加え、ベストナインと１年生を対象にした新人賞を発表した。

■投手の賞独占　仲間たちに感謝　中京大・山本

　ＭＶＰ、最優秀防御率賞、ベストナインと投手の賞を総なめにした中京大の山本は「チームメートがいてこその自分。我慢してやってきたから好結果が出た」と周囲への感謝を口にした。新型コロナウイルスの影響で春季リーグなどが中止になる中、唯一、開催された秋季リーグで６勝１敗、防御率０．６３の好成績でチーム優勝の立役者に。「成長できた一年だった」と振り返った。

　先月のドラフト会議で巨人に６位指名されてから１週間、ようやくプロになるという実感が湧いてきたという。「中日の高橋周平選手やＤｅＮＡの佐野選手ら各チームの中軸打者と対戦したい」と先を見据えた。

◇秋季リーグ表彰選手◇　最優秀選手賞　山本一輝（中京大４年）、敢闘賞　成田達也（名城大４年）、最優秀防御率　山本一輝、打撃賞　村西聖（名城大４年）、新人賞　太田弘海（愛工大１年）、ベストナイン　投手　山本一輝、捕手　尾浜徹（愛工大４年）、一塁手　村西聖、二塁手　佐々木翔太（愛院大３年）、三塁手　加藤大貴（中京大３年）、遊撃手　牛島翔紀（中部大３年）、杉谷悠真（中京大４年）、外野手　河田航平（中京大４年）、沢井廉（中京大２年）、指名打者　大川陽大（名城大３年）

（2020年11月2日　中日スポーツ8面より）