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学生活動 2020.08.21
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教員目指す学生ら消毒に一役 岐阜女子大生 山県・高富小で

手際よく教室内の消毒作業を進める学生ら=山県市の高富小で
同校では、教員らが休校中から教室内の机やいす、トイレや階段の手すりなどをアルコール消毒。保護者の協力も得ながら続けてきた。ただ、作業には30分ほどかかり、授業の準備などもある教員の負担になっていた。
同校の大村統子校長が、教育実習などで普段から関係がある岐阜女子大に相談。同大文化創造学部で初等教育学を専攻し、小学校や幼稚園の教員を目指す3、4年生約50人が「お世話になっている小学校の役に立てるのなら」と手伝うことを決めた。6月中旬から同校が会議などで特に忙しい月、木曜の週2回、10人前後の学生が訪れる。
夏休み前に参加した学生らは、机や椅子をアルコールで拭き取る作業を手際よく進めた。同大3年の飯田花純さん(20)は「消毒は子どもの命を守ることにつながり、教員の仕事の勉強にもなる」と語った。
大村校長は「学生らの社会を担う意志の強さが頼もしい」と感謝していた。
(2020年8月21日 中日新聞朝刊岐阜近郊総合版より)