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お知らせ  2020.05.19

中経連理事 初の大学学長就任 名大・松尾氏と信州大・浜田氏 産学連携を強化

松尾清一 名古屋大学長

松尾清一 名古屋大学長

 中部経済連合会(中経連)は18日、6月に発足する水野明久次期会長(66)=中部電力取締役相談役=の新体制の役員人事を正式発表した。産学連携を強化するため1951年の発足以来、初めて大学トップを理事に起用。名古屋大の松尾清一学長(69)と信州大の浜田州博(くにひろ)学長(61)が就く。任期は1年。6月2日の定時総会を経て就任する。

 松尾氏は、名大と岐阜大の運営法人を統合して4月に発足した「東海国立大学機構」の機構長も務める。両学長を理事に招いた背景に関し、豊田鐵郎会長(74)=豊田自動織機会長=は談話で「イノベーションや人材育成のみならず、広域連携や国際化など、あらゆる分野における産学連携の重要度の高まりがある」と説明。中部圏経済の基盤強化に向けた活動の推進に期待を示した。

 中経連を除く全国7経済連合会のうち、大学トップが理事に入っているのは北陸、九州と少数派。中経連の理事は会の運営方針などを決める正副会長会議の構成員で、関与度は大きい。

 役員人事ではこのほか、新副会長に百五銀行の伊藤歳恭(としやす)頭取(66)、中部電力の勝野哲会長(65)、豊田織機の大西朗(あきら)社長(62)、日本トランスシティの安藤仁社長(61)が就任。副会長のうち、日本トランスシティの小川謙会長(71)、セイコーエプソンの碓井稔会長(65)、ジェイテクトの安形哲夫社長(67)は退任し、副会長は15人となる。理事は正副会長と事務局も含め計22人。改選に伴い、会長経験者が就く名誉会長を特別顧問に変更し、豊田氏と三田敏雄前会長(73)が就く。

(2020年5月19日 中日新聞朝刊3面より)

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