選手たちに抹茶を振る舞う学生ら＝名古屋市中村区の愛知大名古屋キャンパスで

　東京パラリンピックに出場する車いすバスケットボール女子カナダ代表が事前キャンプを行っている名古屋市中村区の愛知大名古屋キャンパスで１１日、学生らが歓迎行事を開いた。

　２０人の学生有志がみそカツや天むすなどの「名古屋めし」を振る舞い、茶道や少林寺拳法を披露。河村たかし市長も「東京へ行っても名古屋を忘れないで」と英語でＰＲした。

　カナダ代表ヘッドコーチのマークアントン・ドゥシャームさんは「プレッシャーに打ち勝つために名古屋の皆さんの支援はとても重要。美しい街並みも楽しみたい」と感謝を伝えた。

　１２日まで名古屋滞在の女子代表は２０００年シドニー大会優勝の強豪。続いて、過去５大会で金メダルを三度獲得した男子代表も１８～２４日に同キャンパスで事前キャンプを行う。名古屋市は国内唯一のカナダ領事館がある縁で同国の五輪ホストタウンに登録している。　（谷悠己）

（2020年2月13日　中日新聞朝刊県内総合版より）