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中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  入試情報  2020.02.06

新型肺炎 受験生を守れ 大学 マスク用意や追試験

入学試験を終え会場を後にするマスク姿の受験生=5日午後、愛知県日進市の愛知学院大で

入学試験を終え会場を後にするマスク姿の受験生=5日午後、愛知県日進市の愛知学院大で

 新型コロナウイルスによる肺炎拡大を受け、入試シーズンに入った各大学が受験生への対応を進めている。東海地方からの受験生が多い愛知県の大学でも、試験中のマスク着用を促したり、消毒液を置いたりと、受験生の不安を和らげ、感染を防ぐための対策に取り組んでいる。

 5日午後、愛知県日進市の愛知学院大のキャンパスは、試験を終えた受験生であふれた。約7割はマスク姿。西尾市の女子学生(17)は「インフルエンザは予想していたけれど、新型肺炎はびっくり。受験で人の多い名古屋に行くのが怖い」と話し、小牧市の男子学生(18)も「マスクでめっちゃ予防しています。受験の時期にコロナウイルスなんて」と苦笑した。

 1日から一般入試が始まった愛知学院大では、設置する消毒液の数を例年より増やし、希望する受験生用のマスクも準備。新型肺炎に感染した場合は、後日の試験に振り替えるか受験料を返すか検討する。

 7日から一般入試が始まる南山大(名古屋市昭和区)は5日、ホームページに新型肺炎への対応を掲載。試験中のマスク着用のほか、感染して治癒していない場合は試験当日に来学せずに連絡を、と呼び掛けた。

 豊田工業大(名古屋市天白区)では2月半ばに一般入試の2次選考で面接試験を実施するが、受験生が感染した場合、事前申請すれば月末に追試験が受けられるようにした。名古屋大でも25日からの2次試験に向け、対応を検討している。

(2020年2月6日 中日新聞朝刊26面より)

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