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お知らせ 2019.12.16
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吉野さん「ほっとした」 ノーベル賞授賞式から帰国
リチウムイオン電池の開発により今年のノーベル化学賞を受賞した名城大教授で旭化成名誉フェローの吉野彰さん(71)が15日午前、授賞式が開かれたスウェーデン・ストックホルムから日本に帰国し、成田空港内で記者会見した。「長かったようで、あっという間。無事終わってほっとしている」と笑顔で報告した。
ストックホルムで一番印象に残ったことを聞かれると、日本人学校などの訪問を挙げ「環境問題に対するひしひしとした恐怖心など子どもたちの生の声に触れた。私たち大人の責務を実感した」と振り返った。同席した妻久美子さん(71)は「滞在中は雨続きだったが、授賞式の10日だけは素晴らしい青空で、最高の授賞式だった」と話した。
帰国してやりたいことを問われると、吉野さんは「きつねうどんが食べたい」と笑いを誘い、今後の自身の抱負について「日本の科学技術の研究はどうあるべきか、環境問題の解決にどう道筋をつけるべきかなど、考えることはたくさんある。のんびりもしていられない。旗振り役として責任を果たしていく」と述べた。(安藤孝憲)
(2019年12月16日 中日新聞朝刊22面より)
ストックホルムで一番印象に残ったことを聞かれると、日本人学校などの訪問を挙げ「環境問題に対するひしひしとした恐怖心など子どもたちの生の声に触れた。私たち大人の責務を実感した」と振り返った。同席した妻久美子さん(71)は「滞在中は雨続きだったが、授賞式の10日だけは素晴らしい青空で、最高の授賞式だった」と話した。
帰国してやりたいことを問われると、吉野さんは「きつねうどんが食べたい」と笑いを誘い、今後の自身の抱負について「日本の科学技術の研究はどうあるべきか、環境問題の解決にどう道筋をつけるべきかなど、考えることはたくさんある。のんびりもしていられない。旗振り役として責任を果たしていく」と述べた。(安藤孝憲)
(2019年12月16日 中日新聞朝刊22面より)