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中日新聞掲載の大学記事

イベント  学生活動  2019.11.01

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トリアージ講座 他大学生に 長久手市と連携 愛知医科大生

学生たちにトリアージ・タッグの記入方法を指導する愛知医科大看護学部の池原さん(中)=長久手市の愛知医科大で

学生たちにトリアージ・タッグの記入方法を指導する愛知医科大看護学部の池原さん(中)=長久手市の愛知医科大で

 長久手市の愛知医科大医・看護学部生らによる、地域の人に向けて、大規模災害等で多数の人が負傷した場合に、患者の重症度に基づいて治療の優先度を決定して選別するトリアージの講座が10月19日、同大医学部シミュレーションセンターであった。(西川侑里)

 指導したのは、医学部3年の棚本晃士朗さん(22)、同5年の川瀬康平さん(27)、原公彦さん(23)、看護学部2年の池原詩菜さん(20)。いずれも救命措置を学ぶ同大の学生サークル「ACSIS」に所属している。県立大、名古屋大、名古屋市立大で看護学を学ぶ学生ら約20人が参加した。

 同センター講師による講義で基礎知識を学んだ後、棚本さんらが緊急時における脈の測り方や、現場で用いられるトリアージ・タッグの書き方を指導。「震度6の地震が起こり負傷者が大学内に来た」という想定の下で、負傷者と治療者のグループに分かれて実践演習をした。

 負傷者役の学生は、現場の緊迫感を出そうと、「痛いから早く」「この人見て」と次々に要求。治療者側役の学生からは、「大きな声に気を取られて本当に治療が必要な人に目が向かない可能性がある」といった反省が出ていた。

 県立大看護学部1年の美恵明歩さん(19)は「緊急時の対応を初めて学んだ。落ち着いて対応するのが難しかった」と話した。

 長久手市内にある大学の特色を生かし、さまざまな連携を目指す、同市による計画の一環。11月16日には、愛知淑徳大で「学生発、まちをたのしくつくるつながり」と題した講座が、大学関係者や市民向けに予定される。午後1~3時。(問)長久手市くらし文化部たつせがある課=0561(56)0641

(2019年11月1日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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