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学生活動  お知らせ  2019.09.26

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名芸大生らミュージカル 「日本の歴史にある情」 亡き師が企画 29日に名古屋

「冥途の飛脚」を基にした「梅川忠兵衛」を演じる家田さん(左)と山本さん(右)=北名古屋市熊之庄の名古屋芸術大で

「冥途の飛脚」を基にした「梅川忠兵衛」を演じる家田さん(左)と山本さん(右)=北名古屋市熊之庄の名古屋芸術大で

 あいちトリエンナーレの「舞台芸術公募プログラム」として、名古屋芸術大の学生らが創り上げたミュージカルが29日、名古屋市東区の県芸術劇場で上演される。(岩井里恵)

 選考を経た計15組が、音楽、舞踊、演劇などの舞台公演をするプログラム。名古屋芸大は、7月に亡くなった同大教授の森泉博行さんが企画した「日本の歴史にある情」をテーマにした「ジャパネスク・ワンダーランド」で選ばれた。

 同大の非常勤講師、家田めぐ美さん(37)と福満薫さん(33)が中心となり、学生36人らが出演する。学生有志が広報などを手掛けた。

 舞台では、「無情」をテーマにした平家滅亡や、松尾芭蕉が主人公の「旅情」など5つの場面をロック、タンゴ、ジャズなどの音楽に乗せて披露する。

 近松門左衛門の「冥途の飛脚」を題材とした場面では、遊女梅川を身請けするため、公金に手を付けた忠兵衛の「恋情」を表現。梅川役の家田さんと忠兵衛役のミュージカルコース2年、山本航大さん(20)は、ダンスだけで感情を伝える。

 山本さんは「観客に背を向ける場面でも感情が伝わるように、身体で芝居したい」と意気込む。

 公演は29日午後6時半開演。全席自由で、一般2000円、高校生以下1500円。インターネットで購入でき、当日券もある。(問)名古屋芸術大学演奏課=0568(24)5141

(2019年9月26日 中日新聞朝刊尾張総合尾張版より)

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