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お知らせ  2019.08.01

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愛用カメラ 名学芸大に 竹内さん寄贈 風景写真の展示も

杉浦学長(右)から感謝状を受ける竹内さん(左)と妻昭子さん=日進市の名古屋外国語大で

杉浦学長(右)から感謝状を受ける竹内さん(左)と妻昭子さん=日進市の名古屋外国語大で

 旧宮崎村(現岡崎市)出身で風景写真家の竹内敏信さん(76)=東京都=のカメラコレクション約1900点が名古屋学芸大に寄贈され、感謝状の贈呈式が、日進市の同大キャンパスで開かれた。コレクションの一部と写真パネルを紹介する展示会も、同大中央図書館で開かれている。3日まで。

 風景写真の第一人者として活躍した竹内さんは、奥三河の伝統芸能「花祭り」の撮影などで知られる。コレクションには、中学生時代に新聞配達でためた小遣いも充てて買った「オリンパス35S1.9」や、100年ほど前に製造された手提げ暗箱のカメラなどが含まれる。コレクションは、花祭りの取材で通った東栄町にいったん寄贈されたが、展示施設の整備が実現しなかった。新たな受け入れ先を探していたところ、映像メディア学科を有する同大が受け入れを申し出たため、寄贈が決まった。

 式には、竹内さんや大学関係者をはじめ、写真専門誌の関係者ら50人が出席した。杉浦康夫学長は「貴重なカメラ機材は、教育現場で活用させていただき、機会をみて市民にも公開していきたい」とあいさつ。竹内さんと長年にわたって交流があり、受け入れ探しにも携わった尾林克時・前東栄町長は「後進の育成や、竹内さんの業績の顕彰に役立てていただければ、ありがたい」と述べた。

 竹内さんに同行した妻の昭子さん(74)は取材に「愛着のあるカメラを多くの方に見ていただけることになり、大変うれしい」と話していた。

 展示会では、手提げ暗箱カメラや、オリンパス、ニコンなどの貴重な国産フィルムカメラなど67点に加え、これらの機材で竹内さんが撮影した風景写真9点を紹介している。(角雄記)

(2019年8月1日 中日新聞朝刊県内版より)

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