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中日新聞掲載の大学記事

学生活動  お知らせ  2019.05.24

ニンジン 今度は介護食 東海学院大 考案メニューを紹介

メニューを考案した学生たち=各務原市那加桐野町の東海学院大で

メニューを考案した学生たち=各務原市那加桐野町の東海学院大で

 各務原市特産のニンジンを使った介護食の試食会が23日、同市那加桐野町の東海学院大で開かれた。同大の管理栄養学科4年生70人が、半年ほどかけてメニューを考案した。

 管理栄養士、介護福祉士を目指す学生が市内の介護施設に就職するきっかけにしてもらおうと、市と大学が昨年から実施。この日は校内選考を経た3班の献立が披露され、浅野健司市長や福祉施設関係者14人が味わった。

 皮を刻んで具材に載せることで調理しやすくした「包まない人参シューマイ」や、すりおろしたニンジンを載せて彩りを良くした「鶏のもみじ蒸し」など。栄養価だけでなく、さまざまな症状の人が食べやすいように調理方法にもこだわったといい、介護施設の職員からは「見た目も鮮やか」「ニンジンがこんなふうにアレンジされるなんて」と驚きの声が上がっていた。

 披露されたメニューは11月以降、市内の介護施設で提供される。ドライカレーとにんじんゼリーを考えた橋爪百華さん(21)は「工夫して完成させたので、施設で暮らす人らに喜んでもらえれば」と話した。(形田怜央菜)

(2019年5月24日 中日新聞朝刊岐阜近郊版より)

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