３種類の米を食べ比べる学生ら＝３月２２日、大垣市東前町のＪＡにしみの本店で

　ＪＡにしみのは就職活動中の学生らを対象とした体験型企業説明会「農職市場」を、大垣市東前町の本店で開き、大学生ら５４人が訪れた。

　農産物集荷と販売、金融業務、共済など、農協の事業ごとに７ブースが設けられ、各担当職員が業務内容を説明した。

　体験コーナーとして管内で収穫された３種類の米の食べ比べや、大豆の煮豆に米こうじや塩を加えてもむみそ造り、最新トラクターの試乗があり、学生らは職員と交流しながら農業に触れた。

　岐阜、愛知両県内のＪＡを第一志望としている愛知淑徳大の荒川菜乃（なつの）さん（２１）は「職員の方に優しく接してもらえて、業務と職場の雰囲気が分かった」と話した。

　農職市場は採用活動の強化を目的に、例年の企業説明会を充実させる形で初めて開いた。（芝野享平）

（2019年4月4日　中日新聞朝刊豊田版より）