参加者と指導対局する女流棋士の脇田さん（右）＝岐阜市加納城南通の市南部コミュニティセンターで

　昨年１１月に女流棋士デビューを果たした、愛知県一宮市出身の名城大４年、脇田菜々子女流一級（２１）が２３日、岐阜市加納城南通の市南部コミュニティセンターで開かれた将棋ファンの交流会に指導のため訪れた。

　県庁将棋部、岐阜市役所王将会、大垣市役所将棋部の３団体のメンバー約２０人が手ほどきを受けた。

　相手の実力に応じて飛車角抜きなどのハンディをつけ、順番に対局していった脇田さんは「歩の使い方が違いましたね」などと優しく声を掛けていた。岐阜市西川手の川口一実さん（６６）は「ぐんぐん押し込まれて圧倒されました」と、強さに驚いた様子だった。交流会には、小学生名人戦で準優勝した後、プロを目指して関西奨励会で修業中の各務原高校一年の高田明浩初段（１６）も参加した。　（沢田石昌義）

（2019年2月24日　中日新聞朝刊岐阜近郊版より）