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学生活動  2019.02.16

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学生歌舞伎 あす千秋楽 2大学で通算15年 ゼミ終了に伴い

学生に歌舞伎の指導をする安田特任教授(左端)=天白区の東海学園大で

学生に歌舞伎の指導をする安田特任教授(左端)=天白区の東海学園大で

 名古屋市内の大学で15年間続いてきた「学生歌舞伎」が17日、千秋楽を迎える。東海学園大人文学部特任教授の安田文吉さん(74)の教え子らが演じてきたが、2018年度限りで安田ゼミがなくなるためだ。最終公演は同大名古屋キャンパスの311講義室で午後1時開演。無料。

 安田さんは名古屋大で伝統芸能を研究。南山大に勤務していた04年度、ゼミ生から「歌舞伎をやってみたい」と声が上がり、学生歌舞伎を始めた。

 ゼミでは、「白浪五人男」で知られる人気演目「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」を学生らが1年間かけて学習。集大成として、作品の一場面「稲瀬川勢揃(せいぞろ)いの場」を大学の講義室などで披露してきた。14年度に移籍後も年一回の公演を続け、これまでに舞台に立ったのは約300人に上る。

 今年は1〜4年の11人が出演する。女性も歌舞伎の舞台に立てる珍しい機会とあって、人文学部4年竹内悠芳(ゆうか)さん(22)は「見るのと演じるのは全然違った。なくなるのは寂しい」と話す。

 安田さんは「上手にやることが目的ではなく、視野を広げてほしいと思い続けてきた。学生らの熱意をくみ取って楽しんで見てほしい」と話す。(松野穂波)

(2019年2月16日 中日新聞朝刊市民版より)

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