協定を締結した水野市長（左）と石原学長＝愛知県春日井市の中部大で

　瑞浪市は９日、愛知県春日井市の中部大と地域活性化や人材育成などに関する連携協定を締結した。　（高岡涼子）

　中部大は２００６年４月の多治見市を最初に、これまでに岐阜、愛知県の１０自治体と同様の協定を結び、瑞浪市は１１例目となる。

　瑞浪市は同大と距離的に近く、市職員に同大出身者が多い縁で連携協定の話が持ち上がった。協定締結により、学生が瑞浪市内の企業や団体で就業体験や課外活動に取り組むことを市が支援する一方、学生側も福祉や防災など幅広い分野で地域との交流を図り、まちづくりに協力する。

　この日は同大で締結式があり、瑞浪市の水野光二市長は「１０年、２０年後を見据えたまちづくりのため、尽力してほしい」と大学側や学生たちに期待し、石原修学長は「７学部のさまざまな視点から、学生が主体となって地域と交流を深めたい」と意気込んだ。

（2019年1月10日　中日新聞朝刊近郊版より）