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学生活動  2018.11.09

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愛工大生 飛躍アクセル 学生フォーミュラ健闘 東郷の駐車場利用「トップ10目指す」

自作のレーシングカーを前にする「AITフォーミュラ研究会」のメンバーら=東郷町和合のオートプラネット名古屋で

自作のレーシングカーを前にする「AITフォーミュラ研究会」のメンバーら=東郷町和合のオートプラネット名古屋で

 学生が自作のレーシングカーの性能を競う「学生フォーミュラ」への出場を続ける愛知工業大(豊田市)の「AITフォーミュラ研究会」が、東郷町和合の輸入車販売店オートプラネット名古屋の駐車場を、試験走行会場として新たに利用することになった。学生たちはさらなる飛躍を誓っている。 (角雄記)

 学生フォーミュラは、資金集めから設計、製作に至るまで、全て学生の手で行ってレーシングカーを作り上げ、審査でコストやデザイン、耐久性、加速性能などを点数化して競う。世界中で大会が開かれており、今年の全日本大会は9月に静岡県で開かれた。

 同研究会は2003年から全日本大会に参戦。今年の車体「AIT18」は、カバーに当たるカウルをドライカーボンで製作して軽さを追求。また、シフトレバーやハンドルの位置、角度もドライバーの扱いやすさを念頭に設計するなど、さまざまな工夫を凝らして本番に臨んだ。

 結果は、ガソリンエンジン部門で出場93チーム中、28位に。昨年大会の60位から大きく順位を上げ、最も得点を伸ばしたチームに贈られる「ジャンプアップ賞」も受けた。1周1キロを計20周して耐久性を競う審査では、完走できるチームも少ない中で、同研究会としては3年ぶりの完走を果たした。

 既に来年の大会に向けて動き始める中、輸入車販売のホワイトハウス(名古屋市)が新たにスポンサーに加わった。同社が運営するオートプラネット名古屋は駐車場が広く、試験走行に適しているという。副リーダーの清水飛鳥さん(21)=工学部3年=は「従来はサーキット場を借りるなどしており、コストがかかっていた。大学から30分と利便性もよく、大変ありがたい」と喜ぶ。

 来年の車体は年内に設計し、1〜4月に組み立てを行って試験走行を繰り返す。試験で故障した箇所を何度も直しながら、完成度を高めていくという。

 清水さんは「車やモノ作りが好きなメンバーばかりで、自分たちの設計が形になり、実際に走るのがうれしい。来年はトップ20、いずれはトップ10を目指していく」と意気込んでいる。

(2018年11月9日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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