進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 学生活動

中日新聞掲載の大学記事

学生活動  2018.06.04

この記事の関連大学

日舞五條流・園小美 初リサイタル 創作舞踊「森羅」など披露 先輩門下生、大学の仲間と共演

「森羅」の稽古をする五條園小美(前列中央)ら=名古屋市中区の日本特殊陶業市民会館リハーサル室で

「森羅」の稽古をする五條園小美(前列中央)ら=名古屋市中区の日本特殊陶業市民会館リハーサル室で

 日本舞踊五條流の五條園美門下で、金城学院大4年の五條園小美(そのおみ)が初のリサイタルを30日、名古屋市千種文化小劇場で開く。園小美は「触れる機会がないから、日本舞踊を知らない子が多い。大学生の私が踊ることで、同じ世代に発信できたら」と意気込む。

 4歳から園美に師事し、大学に入学すると友達を誘って日本舞踊部を創部し、2年生のときは部長も務めた。部活は未経験者も受け入れて、約20人で活動している。

 リサイタルは、師匠からの勧めに従った。メインの演目は、自ら振り付けた創作「森羅」。テーマに悩んだが、日本文化の根底に自然を大切にする心があると気付き、自然と人間との共生を踊りで表現することにした。

 30分ほどの作品は花の精や水の精、それに自然破壊の象徴などが登場する。先輩の門下生や、部活動の仲間たちと一緒に踊る。「知識は足りないし音楽も知らない。自分の表現したいことを表す語彙(ごい)力が足りない」と、初めての振り付けは難航した。それでも「何も知らないからこそ、できることがあるかもしれない」と、思い切り良く挑んでいる。

 当日は長唄「新曲浦島」を踊るほか、自分より若い中学生が踊る常磐津「屋敷娘」も組み入れた。司会は、日本文化に興味を持つフランスからの留学生が担当する。「たくさんのお力添えをいただいて、形になってきた」と園小美。園美は「一からやらせないと、彼女の向上につながらない」と、助言は最低限にとどめながら「これまで教えてきたことを受け止めてくれている」と、弟子の成長に目を細める。

 午後3時開演、3000円。(問)日本舞踊五條流おみの会=電080(2608)0303

 (栗山真寛)

(2018年6月4日 中日新聞夕刊8面より)

戻る < 一覧に戻る > 次へ

金城学院大学資料・願書請求はこちら

詳しく見る

金城学院大学入試情報カレンダー

カレンダーを見る

資料請求・願書請求 この大学のHPを見る