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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  2018.05.06

愛知大学野球 栗林11奪三振完投 名城大3−1で中部大下す

1失点完投でリーグ戦4勝目を挙げた名城大の栗林投手=パロマ瑞穂球場で(麻生和男撮影)

1失点完投でリーグ戦4勝目を挙げた名城大の栗林投手=パロマ瑞穂球場で(麻生和男撮影)

 名城大と愛大が先勝した。名城大は今秋ドラフト候補の右腕・栗林良吏投手(4年・愛知黎明)が今季最多となる11奪三振で完投し、中部大を3−1で下した。愛大はエースの緒方彰一投手(3年・静清)が愛院大を7安打に抑えて、3−2で競り勝った。

 栗林がライバルの中部大を相手に7安打1失点で完投した。9回2死から初めて四球を与えて、無四球は逃したものの、11奪三振は今季最多だ。

 「点の取られ方が悪かった。満足してない」。150キロ右腕は打線がリードを3点に広げた直後に失点したことを反省。しかし、今春無傷の4勝目で、リーグ通算勝利数も「28」に伸ばした。

 前週の愛大1回戦は6四球と制球が乱れた。体の開きを抑えようとして三塁側を一度見てから投げていたのを、山内壮馬コーチ(元中日投手)の助言で左手首でおさえるように変えた。「投げ方を悩んでいたときに修正できた。アドバイスが良かった」と感謝した。

 スタンドではプロ3球団が視察。3人態勢だった巨人の青木スカウトは「140、141キロの球でもそれ以上に感じる切れがある。上位候補でしょう」と高い評価を与えていた。 (麻生和男)

▽1回戦
中部大 000001000―1
名城大 01002000x―3

▽1回戦
愛大  101010000―3
愛院大 001001000―2

(2018年5月6日 中日スポーツ9面より)

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