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大学野球 2018.04.15
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愛知大学野球 春季リーグ 愛大が今季初勝利 1番中村大暴れ3安打2打点

愛大−中部大 逆転の2点二塁打を放った愛知大の中村=パロマ瑞穂球場で
■先週の雪辱果たす
先週の悔しさをバットで晴らした。開幕カードで無安打だった愛大の中村は、課題をきっちり修正して決勝打を放つなどの大暴れ。チームの切り込み隊長が愛大を今季初勝利に導いた。
初回に今季初安打となる中前打を放つと波に乗った。続く2回には2死満塁で初球の直球を振り抜き逆転の2点二塁打。3安打2打点の結果に「自分の軸を持って、焦らずに打てました」と晴れやかな表情をみせた。
7、8日の中京大戦では9打数無安打。三振を恐れて自分の打撃ができなかった。この1週間は居残り練習で軸がぶれないフォームを体に染み込ませ、雪辱を果たした。
「いいところで自分が打てば勝ちにつながる。1番打者としてチームを引っ張りたい」。中村の今季はまだ始まったばかりだ。 (谷大平)
■2戦連続の完投 名城大・栗林
最速153キロの名城大・栗林は、6回まで愛知学院大に1安打も許さない貫禄の投球。この日は最速147キロを記録した直球に変化球を織り交ぜ、テンポよく相手打線を打ち取った。
7回は初安打から1点を失い、なおも無死二、三塁のピンチ。安江監督からは「2点はあげた気でいいぞ」とマウンドで声をかけられたが、ギアを一段上げて最少失点で乗り切った。「抑えればOKではなく、力の入った投球でチームに勢いをつけたい」とエースの自覚をにじませた。
(2018年4月15日 中日スポーツ8面より)