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イベント 2018.04.12
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中日劇場のピアノ再出発 2階カフェに移設 来年1月まで公演演出

中日劇場から移設されたピアノ(右)や木管楽器の演奏が披露されたコンサート=中区栄4で
県立芸術大(長久手市)の学生や卒業生でつくる木管五重奏ユニット「アンサンブル ヴィオレ」の合奏に、ピアニストの竹之内奏(かな)さん(35)の旋律が響く。10日夜に初めて開かれた「アフター5コンサート」。大きな窓から栄の街を見渡す店内で、優雅なひとときを演出した。
ピアノはヤマハ製で、2005年7月に中日劇場が購入。閉場した今年3月まで、歌手の氷川きよしさんや吉幾三さんらの座長公演で演奏されてきた。閉場に合わせ、中日劇場が引き取り手を探していたところ、コンサートを企画していたサンモリッツ側が購入を申し出た。
両社の間を取り持った長久手市の「ウィークエンドスタジオ」マネジャーの近藤直弥さん(66)は「いろいろな公演で使われてきた付加価値のあるピアノなので、同じビル内の店舗と縁が結べて良かった」と話す。
コンサートはビルの建て替えに伴い、サンモリッツが閉店する来年1月まで毎月10日ほど開催予定。ピアノやサックス、ギター奏者などが、クラシックやジャズ、シャンソンなどを演奏する。席料は1000〜2000円でワンオーダー制。
今後の演奏スケジュールなどは、ホームページ(「サンモリッツアフター5」で検索)か企画するプロジェクトSPICA=電090(5873)5082=へ。
(2018年4月12日 中日新聞朝刊なごや東版より)