松阪市の三重中京大短大部こども学科の２年生たちが２３日、創作ミュージカル「マリーのおもちゃばこ」を上演した。楽しい歌やダンスのステージで、集まった家族連れらを魅了した。

　同科では、保育士などを目指す学生たちに表現力などを身に付けてもらおうと、卒業制作の一環で毎年ミュージカルを開催している。１００人の２年生が４月から、脚本やダンス、舞台装置などをすべて手作りしてきた。

　上演したのは、クリスマスの夜を舞台に、主人公の女の子マリーが、おもちゃたちと一緒に冒険をする物語。出演者たちの迫力ある演技に、思わず泣きだしてしまう子どもたちもいるほどだった。

　心がこもった歌や、息のあった踊りを次々と披露し、最後には会場から温かい拍手が送られていた。（石原猛）

（2009年12月24日　中日新聞朝刊三重総合版より）