「飾り瓦コンクール」の応募作品を見る人たち＝高浜市のかわら美術館で

　「第１２回飾り瓦コンクール」（中日新聞社後援）の作品展の開会式が１４日、高浜市のかわら美術館であった。

　受賞者、審査員ら８０人が出席。表彰式後にテープカットで開場した。応募の全１２３点が展示された。入賞した１２点を中央に配置し、県内の学生によるカメやタコなどの作品、プロによる飾り瓦が並んだ。

　２度目の応募で大賞に輝いた県立芸術大学４年の谷崎壮太朗さん（２２）の「うさうさ」は腕を組んで肩を寄せ合う３匹のウサギを愛らしく表現。「腕を組ませて耳を絡ませ、結び付きを表現した。これからいろいろな動物を作っていきたい」と話していた。

　中日新聞社賞には名古屋芸術大大学院２年の加藤伸之介さん（２４）の「姉妹」が選ばれた。自宅で飼っている猟犬をモデルに「犬と女の子がまるで姉妹のように仲が良い姿をイメージした」と話した。作品展は１８日まで。（福沢和義）

（2018年3月15日　中日新聞朝刊西三河版より）