HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > イベント
イベント 2018.03.06
この記事の関連大学
サボテンの将来考える きょうまで春日井でサミット

サボテン産業を発展させるために議論を交わす出演者たち=春日井市の春日井商工会議所で
商議所内の春日井サボテンプロジェクトのメンバーらでつくる実行委員会が主催した。
今後10年の取り組みを考えるパネルディスカッションでは、サボテンを研究する中部大応用生物学部の堀部貴紀助教やサボテン農家、市職員ら5人がそれぞれの立場から話し合った。
「少し高くても手に取ってもらえるような付加価値の高い商品をつくるべきではないか」「新たなことより、既存のイベントにもっと参加することが現実的」など、さまざまな観点からサボテンの未来を探った。
堀部助教は「この10年で、サボテンを少しだけ有名にできたが、強い産業にはなりきれていないのが課題。より連携が必要になる」と指摘した。
議論を聴いた来場者の一人で、サボテンの栽培や活用を学ぶ中部大3年の大野純輝さん(20)は「同じ目標を持っている人の多さに驚いた。全国的に春日井=サボテンを有名にしてほしい」と話していた。
6日はサボテン栽培の見学ツアーなどがある。(丸山耀平)
(2018年3月6日 中日新聞朝刊近郊版より)