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2017.12.16

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ピアノ演奏×絵本朗読 一宮市中央図書館で23日

 ピアノ演奏に合わせて絵本の朗読を聞く大人向けの読み聞かせイベント「大人のための心の絵本タイム in Xmas」が、23日午後5時から、一宮市中央図書館5階の「おはなしのへや」で開かれる。無料。

 愛知文教女子短大(稲沢市稲葉)准教授で、子育て支援団体「夢育(ゆめいく)ひろば」代表の真下あさみさん(55)=一宮市萩原町=が初めて企画。真下さんが絵本を読み、同大講師のピアニスト玉田裕人さん(29)=昭和区=がピアノを奏でる。

 真下さんは4年前に夢育ひろばを設立。現在は市内外の保育士や介護福祉士6人が所属し、主に同図書館で年6回、乳幼児と母親向けの絵本の読み聞かせイベントを開いている。

 毎回最後に母親向けに、ピアノ演奏に合わせて子育ての喜びを伝える絵本を真下さんが読むコーナーが「癒やされた」「ピアノの音色が心地良い」と好評で、涙を流す人も。母親だけでなく、日常に疲れた多くの大人に楽しんでもらおうと、今回のイベントを企画した。

 当日は、バッハの「G線上のアリア」やパッヘルベルの「カノン」に合わせ、谷川俊太郎が詩を手掛けた「しんでくれた」やアンデルセンの「マッチ売りの女の子」など6冊を読む。「この世に生まれ、生きていることは奇跡だと感じてほしい」と、「命の大切さ」をテーマに絵本を選んだという。

 玉田さんは「ただのBGMではなく、絵本の場面に応じて音の響きを繊細に調節しながら、物語の世界を表現したい」と意気込む。

 (問)愛知文教女子短大=0587(32)5169

(高本容平)

(2017年12月16日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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