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中日新聞掲載の大学記事

2017.11.29

東海学院大が初優勝 東日本学生軟式野球 成蹊大に2−1

 第38回東日本学生軟式野球選抜大会(中日新聞社など後援)は28日、東京都八王子市台町のダイワハウススタジアム八王子で決勝を行い、県学生軟式の今秋リーグ戦を制した東海学院大(各務原市)が2−1で成蹊大を破り、初優勝した。

 岐阜県、中部日本、東都、首都の4リーグの上位校と、招待校など計10チームが、トーナメント戦で争った。

 首都学生軟式の成蹊大と対戦した決勝では、1−1の7回に勝ち越し、3連続先発のエース三輪俊輝投手(2年)が完投で逃げ切った。一番打者として、打率5割4分5厘で打線を引っ張った小倉康平内野手(1年)が最高殊勲選手賞、三輪が最優秀投手賞を受賞した。(小原栄二)

■「まだまだ強くなる」

 岐阜県リーグでは4連覇ながら、全国大会、東日本は3連続初戦敗退だった東海学院大が、初勝利から一気に優勝まで駆け上がった。就任4年目の甲田智之監督(56)は「打てない、守れないだったのを、強化した。まさか優勝するとは思わなかった。よく頑張った」とたたえた。

 1年生の春からエースで、今秋は岐阜県リーグから全試合に先発し、決勝も1失点完投の2年生左腕、三輪投手が目立ったが、打線がそれを支えた。学校の協力も得て、キャンパス内のゴルフ練習場を打撃練習場に改造。MVPの小倉選手は「授業の空き時間にも打てる」と練習環境の充実を強調した。

 MVPの小倉選手をはじめ、7回に決勝打を放った日比浩毅外野手ら1年生5人がスタメンで、黄金時代の予感も漂う。甲田監督は「まだまだ強くなる」と連覇を見すえた。(小原栄二)

(2017年11月29日 中日新聞朝刊岐阜総合版より)

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