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中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  2022.03.03

東海学院大 花きコンペ優秀賞 寄せ植えにレシピ 錦園芸と連携

鉢植えの食用花やハーブを使って作った料理を手にする学生たち=各務原市那加桐野町の東海学院大で

鉢植えの食用花やハーブを使って作った料理を手にする学生たち=各務原市那加桐野町の東海学院大で

 県産花きを使った若者らしいアイデアを募る「県花き振興企画コンペティション」で、各務原市の東海学院大管理栄養学科のグループが優秀賞に選ばれた。ハーブなど食材になる花きの寄せ植えに、海外の料理レシピを添えたアイデアが評価された。「コロナ禍でも家庭で旅行気分を味わってもらいたい」と話す。

 題して「小さなキッチンガーデン」。3年生5人が昨夏から寄せ植えにする花きと、それを使った料理を検討してきた。最終的に「フランス」「ベトナム」など世界の国をイメージした5種類の寄せ植えセットを考えた。「タイ」なら、レモングラスやパクチーなどを収穫して、グリーンカレーを楽しめる。

 学生のアイデアを元に、地元の錦園芸(各務原市蘇原坂井町)が寄せ植えを製作。2月下旬には同大で、寄せ植えと料理を並べた完成報告会があった。レシピづくりに携わった山田奈緒さん(21)は「5人で一生懸命考えて、良い評価をもらえたことがうれしかった」と話した。

 錦園芸の小林和平さん(30)は「とれたてで香りの良い素材が使える。若い世代が園芸に興味を持つきっかけにもなる」。JAぎふと連携し、販売を目指す。

 コンペは花きの販路開拓を狙い県が初めて開催。県内の高校と大学合わせて30件の応募があった。(中根真依)

(2022年3月3日 中日新聞朝刊岐阜近郊版より)

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