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2017.10.29
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全日本大学女子駅伝 名城大 最長5区に加世田指名 きょう号砲
29日の第35回全日本大学女子駅伝対校選手権(6区間、38キロ)に出場するシードチームの監督らが28日、仙台市内で会見した。前回3位だった名城大(愛知)の米田勝朗監督は、最長5区(9.2キロ)に9月の全日本インカレ女子5000メートルで2位に入った1年生の加世田梨花(18)を起用。新エースを中心に2005年以来の優勝を狙う。
■スーパー1年生 王座奪還切り札
王座返り咲きへの切り札に、スーパー1年生・加世田が指名された。米田監督は「練習を見ても能力がかなり高い。どこまでの力を持っているのか、試してみたい」と起用の理由を説明した。エースが集う最長5区で加世田が他校を突き放し、勝負を決する算段だ。
成田高(千葉)では、2016年のU20世界選手権女子5000メートルで8位。鳴り物入りで名城大に入学したが、当初は不慣れな寮生活などに戸惑ったという。「練習で思うように走れなくて涙が出てきたこともあった」と加世田は明かす。
新しい環境に慣れると、持ち前のスピードが花開いた。インカレで2位に入ると、10月の記録会では5000メートルで15分35秒31の自己ベストをマーク。学生トップクラスのタイムで、堂々とエース区間に名前を連ねた。
名城大は昨年3位のメンバー6人のうち、1区青木、2区徳永ら4人が今回も出場。メンバーの多くが入れ替わった昨年優勝の松山大、主力が卒業した2位の立命大と比べ、勝るとも劣らない布陣が完成した。
加世田は「区間賞を取って日本一に貢献したい」と話す。過去3大会の順位は7、5、3位と右肩上がり。機は熟した。 (木村尚公)
(2017年10月29日 中日スポーツ7面より)
■関連大学はこちら
・ 名城大学
■スーパー1年生 王座奪還切り札
王座返り咲きへの切り札に、スーパー1年生・加世田が指名された。米田監督は「練習を見ても能力がかなり高い。どこまでの力を持っているのか、試してみたい」と起用の理由を説明した。エースが集う最長5区で加世田が他校を突き放し、勝負を決する算段だ。
成田高(千葉)では、2016年のU20世界選手権女子5000メートルで8位。鳴り物入りで名城大に入学したが、当初は不慣れな寮生活などに戸惑ったという。「練習で思うように走れなくて涙が出てきたこともあった」と加世田は明かす。
新しい環境に慣れると、持ち前のスピードが花開いた。インカレで2位に入ると、10月の記録会では5000メートルで15分35秒31の自己ベストをマーク。学生トップクラスのタイムで、堂々とエース区間に名前を連ねた。
名城大は昨年3位のメンバー6人のうち、1区青木、2区徳永ら4人が今回も出場。メンバーの多くが入れ替わった昨年優勝の松山大、主力が卒業した2位の立命大と比べ、勝るとも劣らない布陣が完成した。
加世田は「区間賞を取って日本一に貢献したい」と話す。過去3大会の順位は7、5、3位と右肩上がり。機は熟した。 (木村尚公)
(2017年10月29日 中日スポーツ7面より)
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