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中日新聞掲載の大学記事

2017.10.20

ドラフトを待つ 岐阜経大 与座海人 サブマリン投法で打者圧倒

■直球の最速132キロ 制球&投球術が武器

 ボールを握る右手を地面スレスレに滑らせながら、テンポよく投げていく。岐阜経大のサブマリン、与座海人は直球の最速が132キロ。常時120キロ台の組み立てだが、制球力と投球術を武器に打者を圧倒する。「単純に自分に合ったフォームがこれだった。コントロールもボールの質も良くなったんで」。高校2年時から腕を下げ続け、行き着いた形だ。

 中日・清水スカウトも「制球力に優れたものがあって、プロの世界でも活躍できる。左打者への変化球を磨けばもっと良くなる」と認める好素材は、名門・沖縄尚学高では3、4番手の控え投手だった。一度、原因不明の不調に陥った時に横手投げに変えたことで制球が安定したという。岐阜経大では1年春からリーグ戦で活躍し、今春はエースで主将として初の全日本大学野球選手権に出場。石巻専大(南東北)との1回戦で1安打完封し、全国レベルで名が知られるようになった。

 今季、チームは岐阜学生リーグ4位で、すでに大学野球は引退した。「今までやってきたことは全てドラフトの日になって分かると思う。覚悟を決めて迎えたい」。地方リーグで開花した才能の価値を知る日は、もうすぐだ。 (平野梓)

 ◆その他の大学生候補 最速152キロの直球と安定感が武器の中大・鍬原は中日などが高く評価する1位候補。亜大の左腕・高橋は調子を落としているものの、春先までは1位候補にも挙がり、150キロを超えるストレートが光る。中部学院大・西居は140キロ台前半の直球をテンポよく投げ込むスリークオーター左腕。同じ中部学院大の平岡は制球に課題を残すが、最速152キロの潜在能力を高く評価されている。打者では東京六大学リーグで通算21本塁打、今季7本塁打でシーズン最多記録に並んだ慶大・岩見が1位候補に割って入る勢いだ。

 ▼与座海人(よざ・かいと) 1995(平成7)年9月15日生まれ、沖縄県浦添市出身の22歳。173センチ、74キロ、右投げ右打ち。地元の前田ホークスで軟式野球を始め、浦添中でも軟式野球部に所属。沖縄尚学高から岐阜経大に進み、1年春からリリーフとして起用され、2年春から先発の軸となった。

(2017年10月20日 中日スポーツ10面より)

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