１回戦を行い、名城大は吉浦大樹（４年・名古屋国際）が３安打と打撃好調で、東海学園大に６−３で先勝。愛大も愛院大に５−２で先勝した。

■元中日・神野が記録

　記録を射程に捉えた。吉浦が３安打を放ち、１年春から積み上げた安打数を１１３とした。元中日の神野純一（愛工大）が持つ愛知リーグの通算最多記録１２５本に迫ってきた。

　打席に立つごとに、スタンドに“ウラメーター”なるものがお目見え。後輩が手づくりした電光表示板風の黒いボードで、通算安打数が示される。当人は「こういうのは素直にうれしい。打たない訳にはいかないじゃないですか」と目を細める。１点を追う３回は２死一塁で左前打。逆転につなげると、６回の中前打も追加点を呼び込んだ。

　１１安打と振るわなかった昨季を「力んでいたと思う。記録とかプレッシャーのかかる場面を、今まで経験してこなかったので」と受け止める。今季は「何も考えず勝つことだけに集中する」と臨んでいる。　（平野梓）

▽１回戦（名城大１勝）
東海学園大　０１０００００２０―３
名城大　００２０３１００ｘ―６
本塁打　小坂、古川（以上東）

▽１回戦（愛大１勝）
愛大　１４０００００００―５
愛院大　００００００１０１―２

（2017年9月19日　中日スポーツ9面より）

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